1-9 労働者災害補償保険法(労災保険法)における保険料率の決定に関する次のアからオの記述のうち、誤っているものはどれか。

オリジナル1

問9

労働者災害補償保険法(労災保険法)における保険料率の決定に関する次のアからオの記述のうち、誤っているものはどれか。

ア 労災保険の保険料率は、業種ごとに異なり、その業種の災害発生率や給付実績に基づいて厚生労働大臣が定める。

イ 保険料率は毎年見直され、必要に応じて改定されるが、改定されるたびに全ての事業主に通知される。

ウ 保険料率の決定にあたっては、事業主団体や労働団体の意見も聴取されることが一般的である。

エ 保険料率は、事業主が支払う保険料の割合と労働者が支払う保険料の割合の合計で表される。

オ 特定の危険性の高い作業を行う事業所では、標準的な保険料率よりも高い保険料率が適用される場合がある。

A 一つ
B 二つ
C 三つ
D 四つ
E 五つ

問9 解答

正解 A (難易度:C)

ア.○ 正しい。労災保険の保険料率は、業種ごとに異なり、業種の災害発生率や給付実績に基づいて厚生労働大臣が定める。これにより、各業種のリスクに応じた保険料が徴収される。

イ.○ 正しい。保険料率は毎年見直され、必要に応じて改定される。改定されるたびに、それが適用される全ての事業主に通知されるのが通例である。

ウ.○ 正しい。保険料率の決定にあたっては、事業主団体や労働団体の意見を聴取することが一般的であり、これにより様々な関係者の意見が反映される。

エ.× 誤り。労災保険料は全額を事業主が負担する。従って、保険料率は事業主が支払う保険料の割合のみで表され、労働者が支払う保険料の割合は含まれない。

オ.○ 正しい。特定の危険性の高い作業を行う事業所では、一般の事業所よりも高い保険料率が適用される場合がある。これは、高リスク業務に伴う潜在的な災害の発生率を反映するものである。

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