1-6 労働者災害補償保険法に基づく休業補償給付に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

オリジナル1

問6

労働者災害補償保険法に基づく休業補償給付に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

A 労働者災害補償保険法(労災法)第3条により、業務上の事由による労働者の傷病に対しては、治療開始の翌日から休業補償給付が支給される。

B 労災法第4条により、休業補償給付は治療開始日から支給されるが、最初の3日間は給付額の半額が支給される。

C 労災法第5条により、休業補償給付は傷病による労働不能期間中のみ支給され、治療開始日から7日間は給付が見送られる。

D 労災法第6条により、休業補償給付は治療開始日から支給され、治療期間中の労働不能な日に対してのみ支給される。

E 労災法第7条により、休業補償給付は治療開始日から支給されるが、最初の3日間は給付が見送られ、4日目から全額支給される。

問6 解答

正解 E (難易度:B)

A.× 解説:Aの記述は誤っています。労災法第3条には休業補償給付の開始時期に関する具体的な記述はなく、実際には治療開始の翌日からではなく、特定の期間後から支給が開始されます。

B.× 解説:Bの記述は誤っています。休業補償給付は治療開始日からではなく、特定の期間後から支給されます。また、最初の3日間の給付額が半額になるという規定はありません。

C.× 解説:Cの記述は誤っています。休業補償給付は傷病による労働不能期間中のみ支給されますが、治療開始日から7日間給付が見送られるという規定はありません。

D.× 解説:Dの記述は誤っています。休業補償給付は治療開始日からではなく、特定の期間後から支給され、治療期間中の労働不能な日に対してのみ支給されることは正しいですが、治療開始日からの支給開始については誤りがあります。

E.○ 正しい:Eの記述は正しいです。労災法第7条により、休業補償給付は治療開始日から支給されることはなく、実際には最初の3日間は給付が見送られ、4日目から全額支給されます。この規定は、業務上の傷病による労働不能期間における労働者の生活保障を目的としています。

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