1-4労働者災害補償保険法(労災保険法)に基づく休業補償給付に関する次のアからオの記述のうち、正しいものはいくつあるか。

オリジナル1

問4

労働者災害補償保険法(労災保険法)に基づく休業補償給付に関する次のアからオの記述のうち、正しいものはいくつあるか。

ア 労働者が業務上の事由により負傷し、医師の診断により労働不能と認められた場合、休業4日目から休業補償給付が支給される。

イ 休業補償給付の支給額は、労働者の平均賃金の60%で計算され、休業期間全体にわたって支給される。

ウ 休業補償給付は、労働者が休業する期間に応じて日額で支給されるが、最初の3日間は支給されない。

エ 休業補償給付を受けるためには、労働者は業務上の事由による休業が3日を超えることを証明する必要がある。

オ 労働者が休業補償給付を受けている間、使用者は労働者に対して賃金の支払い義務を負わない。

A 一つ
B 二つ
C 三つ
D 四つ
E 五つ

問4 解答

正解 B (難易度:B)

ア.○ 正しい。労働者災害補償保険法では、労働者が業務上の事由により負傷し、医師の診断により労働不能と認められた場合、休業4日目から休業補償給付が支給されると規定されています。

イ.× 間違い。休業補償給付の支給額は、労働者の平均賃金の80%で計算されます。60%ではありません。これは労働者災害補償保険法に基づく規定です。

ウ.○ 正しい。休業補償給付は、労働者が休業する期間に応じて日額で支給され、最初の3日間は支給されないとされています。これは休業の初期段階における自己負担を意味しています。

エ.× 間違い。休業補償給付を受けるために労働者が休業が3日を超えることを証明する必要はありません。休業補償給付は4日目から支給されるため、医師の診断書があればそれで十分です。

オ.× 間違い。使用者は、労働者が休業補償給付を受けている間でも、一定の条件下で賃金の一部を支払う義務があります。これは「補償給付と賃金の関係」に関する労働者災害補償保険法の規定によるものです。

以上の解説に基づき、正しいものは二つ(ア、ウ)ですので、正解はBとなります。

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