1 建築物環境性能評価基準では、マンションの外皮性能や省エネルギー設備の導入を推奨し、それに伴う助成金の制度も存在する。
2 太陽光発電システムや太陽熱利用システムの導入により、マンションのCO2排出量を削減することが可能である。
3 緑の屋根や壁面緑化により、マンションの外部環境の美化だけでなく、熱負荷の低減や断熱効果も期待される。
4 高断熱・高気密の住戸は、冷暖房の効率が低下し、エネルギー消費が増加する傾向がある。
問42 解答
正解 4 (難易度:B)
1.○ 正しい
建築物の環境性能評価基準や法律に基づいて、マンションなどの住宅のエネルギー消費の低減やCO2排出量の削減が推進されています。そのため、外皮性能の向上や省エネルギー設備の導入が推奨され、これらの取り組みをサポートするための助成金制度なども存在します。
2.○ 正しい
太陽光発電システムや太陽熱利用システムの導入は、再生可能エネルギーを活用して電気や熱を供給する方法であり、これによりマンションのCO2排出量を削減することができます。
3.○ 正しい
緑の屋根や壁面緑化は、都市部のヒートアイランド現象の緩和やマンションの外部環境の美化に貢献するだけでなく、熱負荷の低減や断熱効果により室内の温度変動を抑えることが期待されます。
4.× 解説
高断熱・高気密の住戸は、外部からの熱の侵入や室内の熱の逃失を低減させることで、冷暖房の効率を向上させるものです。そのため、エネルギー消費が減少する傾向があります。適切な換気を行わないと室内の湿度やCO2濃度が上昇する可能性はありますが、冷暖房の効率が低下しエネルギー消費が増加するという記述は誤りです。
コメント