問37 甲マンションの共用部分の避雷設備に関する次の記述のうち、建築基準法及びその関連法規によれば、適切でないものはどれか。

パート3

1 甲マンションが避雷設備の設置義務の対象となる高さを超えて建築されている場合、避雷針の設置は建築基準法により義務付けられている。

2 避雷設備は、定期的な点検を義務付けられており、建築主や管理組合は法定の期間ごとに専門業者による点検を受けなければならない。

3 避雷設備の点検結果に基づき、必要な補修が認められた場合、建築基準法は直ちに補修を命じることができる。

4 甲マンションにおいて避雷針が設置されているが、その避雷設備が周囲の建築物の影響で効果を発揮できないと判明した場合、建築基準法に基づき設備の改善を義務付ける。

問37 解答

正解 2 (難易度 A)

1 ○ 正しい:建築基準法等の関連法規では、一定の高さ以上の建物に対して避雷設備の設置を義務付けている。

2 × 解説:建築基準法及びその関連法規には、避雷設備に対する定期点検の義務に関する明確な規定はなく、点検の実施は建物の所有者や管理組合の責任において行われる。

3 × 解説:建築基準法では、避雷設備の点検後に補修が必要と認められた場合、補修命令を出すことは可能だが、法文に「直ちに」という表現は用いられていないため、記述が誤っている。

4 ○ 正しい:建築基準法は、避雷設備の有効性に関わる状況変化に応じて、適切な措置を取ることを義務付けている。

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