問36 次のうち、マンションの共有部分に関する長期修繕計画について、区分所有等に関する法律(区分所有法)及びその関連規定に基づくと誤っている記述はどれか。

パート3

1 長期修繕計画は、マンションの共有部分の適切な維持管理を図るため、定期的に策定又は見直しを行う計画である。

2 長期修繕計画には、共有部分の耐用年数の見積もりや修繕時期の検討、必要となる修繕費用の積立方法などが含まれる。

3 長期修繕計画の策定には、区分所有者の過半数の同意が必要であり、計画の内容は理事会を通じてすべての区分所有者に通知されなければならない。

4 共有部分の修繕には、共有部分の維持に必要な費用として積み立てられた修繕積立金を使用するが、これが不足する場合は、新たに区分所有者の負担により修繕費用を調達することができる。

問36 解答

正解 3 (難易度B)

1 ○ 解説:正しい。長期修繕計画はマンションの共有部分の維持管理を目的に定期的に策定または見直されるものであり、これはマンション管理適正化法にも規定されている。

2 ○ 解説:正しい。長期修繕計画には、共有部分の耐用年数の見積もりや修繕時期の検討、修繕費用の積立方法が含まれ、これらの規定はマンション管理適正化法に基づくものである。

3 × 解説:誤り。長期修繕計画の策定や見直しについては、理事会の決定を経て総会で承認される必要があるが、特定の区分所有者の同意が必要とは限らず、また通知の方法についても法律による明確な定めはない。

4 ○ 解説:正しい。共有部分の修繕には修繕積立金が使用され、不足する場合には区分所有者による修繕費用の調達が可能である。これは区分所有法及びマンションの管理に関する標準管理規約によるものである。

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