問35 会計 乙マンション管理組合の令和4年度(令和4年4月1日から令和5年3月31日まで)の収支予算案に関し、令和4年5月に開催された理事会において、会計担当理事が行った次の説明のうち、適切でないものはいくつあるか。なお、乙マンションの管理規約は標準管理規約の定めと同一であり、会計処理は発生主義の原則によるものとする。

パート2

ア 令和4年度の収支予算案は、通常総会で承認を得なければなりませんが、年度途中における収支予算の変更は、理事会限りで承認することができます。

イ 令和4年6月の豪雨による修繕費を令和3年度の決算処理で未払金に計上しましたが、実際の支払は令和4年7月になるため、この修繕費は令和4年度の収支予算案に入れることになります。

ウ 令和3年度に組合員Bの管理費が未納であったため未収金に計上しましたが、将来不足が生じないように令和4年度の収支予算案に令和3年度未収分を上乗せして管理費を予算化しています。

エ 令和3年度に大規模修繕工事が完了し、今後十数年は大規模修繕が見込まれないため、修繕積立金会計から生じる予定の余剰金を管理費会計の令和4年度収支予算案に繰り入れます。

1 一つ

2 二つ

3 三つ

4 四つ

問35 解答

正解 2 (難易度 C)

1 ○ 正しい

2 × 解説: 未払金として計上された修繕費は、令和3年度の費用として処理され、令和4年度の収支予算案には含まれない。

3 × 解説: 管理費の未納分は翌年度の収支予算に上乗せすることは不適切で、未納金の回収方法を検討するのが適切である。

4 ○ 正しい

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