1 マンションの外壁に使用する断熱材として、発泡スチロールは、軽量で取り扱いやすく、優れた断熱性を持つためよく使用される。
2 屋上緑化を施すことで、マンションの室内温度の上昇を抑えるとともに、夏季の冷房費の削減が期待できる。
3 断熱性を向上させるために、外部窓のガラスには二重ガラスを使用し、その間にアルゴンガスを充填することで、熱の伝達を防ぐ。
4 建築基準法に基づき、北側の外壁は、南側の外壁と比べて、断熱材の厚さを薄くしても問題ないとされている。
問45 解答
正解 2 (難易度:C)
1.○ 正しい
発泡スチロールは軽量で取り扱いが容易であり、高い断熱性を持っています。そのため、建築物の断熱材として多く使用されます。
2.○ 正しい
屋上緑化は、太陽の直射を防ぎ、室内温度の上昇を抑える効果があります。これにより、冷房の使用頻度や冷房の設定温度を下げることができ、冷房費の削減が期待できます。
3.○ 正しい
二重ガラスの間にアルゴンガスを充填することで、ガラス間の熱の伝達を低減させ、断熱性を向上させることができます。
4.× 解説
建築基準法において、北側と南側の外壁の断熱材の厚さに関して特定の基準が区別されているわけではありません。建築基準法に基づく断熱性能の基準は、エネルギーの効率的な利用を促進する目的で定められていますが、具体的な方位ごとの断熱材の厚さの指定はない。そのため、4の記述は誤りです。
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