【問 44】マンションの電気設備に関する次の記述のうち、適切なものはどれか。

パート1

1 電気の安全を確保するため、マンションの共用部分の電気設備は、定期的な保守点検と、適切なアースを行うことが求められる。

2 マンション全体での大規模な停電を回避するため、各住戸に非常用の蓄電池を設置する。

3 共用部の照明やエレベーターの動作など、必須の機能を維持するための非常用電源の容量は、全電力容量の10%以上を確保する。

4 専有部分の電気使用量の増減に応じて、共用部の電気料金を均等に割り当てる方法が一般的に採用される。

問44 解答

正解 1 (難易度:B)

1.○ 正しい

電気の安全を確保するために、電気設備の定期的な保守点検とアースは非常に重要です。定期的な点検によって、電気設備の不具合や劣化を早期に発見し、適切なメンテナンスや修理を行うことで、電気の安全を確保します。また、適切なアースによって、漏電時の安全を確保します。

2.× 解説

各住戸に非常用の蓄電池を設置することは、マンション全体の停電を回避するための主要な手段ではありません。むしろ、共用部に非常用電源や蓄電池を設置することが一般的です。

3.× 解説

非常用電源の容量は、実際の必要な電力容量や使用目的、法的な要件などに基づいて決定されます。一律で「全電力容量の10%以上を確保する」という決まりは存在しません。

4.× 解説

専有部分の電気使用量と共用部の電気料金の割り当ては関連していません。専有部分の電気使用量は各住戸の電気メーターによって計測され、その使用量に応じて課金されます。共用部の電気料金は、管理組合の取り決めに従って、住民全体で均等に負担されるか、専有面積等の基準に基づき分担されることが一般的です。

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