1 耐震補強は、既存の建物の地震に対する耐力を増加させるための工事であり、その方法には壁の追加や柱の補強などがある。
2 耐震補強工事の際、既存の建物の外観や間取りが大きく変更されることは少ないが、工事期間中は一部の共用部分が利用制限されることがある。
3 耐震補強を行うことで、マンションの取引価格や評価額が必ず上昇するとは言えないが、住民の安全性は向上する。
4 基礎の補強工事は、既存の基礎を取り外し、新しい基礎を設置する方法が一般的である。
問41 解答
正解 4 (難易度:C)
1.○ 正しい
耐震補強は、既存の建物の地震に対する耐力を向上させるための工事であり、壁の追加や柱の補強などがその方法として取られます。
2.○ 正しい
耐震補強工事を行う際に、既存の建物の外観や間取りが大きく変更されることは少ない。しかし、工事期間中には、住民の安全を確保するために一部の共用部分の利用が制限されることがある。
3.○ 正しい
耐震補強を行ったとしても、それによりマンションの取引価格や評価額が必ず上昇するとは限らない。しかしながら、そのマンションの住民の安全性は確実に向上することが期待される。
4.× 解説
基礎の補強工事において、既存の基礎を取り外して新しい基礎を設置する方法は一般的ではありません。実際には、既存の基礎に追加で補強材を取り付ける、またはその周りに新たな基礎を増設するなどの方法が取られることが多い。既存の基礎を取り外して新しい基礎を設置する方法は、コストや時間、技術的な面からも非効率的であり、実施が難しい。
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