問18 法令制限
次の記述のうち、建築基準法(以下この問において「法」という。)の規定によれば、正しいものはどれか。
1 敷地が道路に2面接している場合、そのどちらの道路に面しても建築物を建築することができるが、主要な道路に面する方を主要建築面として選定する必要がある。
2 建築物の敷地は、道路に2メートル以上接していなければならないが、特定行政庁の許可を得ることで、この要件を満たさなくても建築することが可能である。
3 建築物の最低限の天井高さは、居室で2.1メートル以上、その他の部分では1.8メートル以上でなければならない。
4 建築基準法に基づき、建築物の屋根は、雨水が直接敷地内に流入することを防ぐため、必ずしも雨水を道路に排出する構造でなければならない。
問18 解答
正解 3 (難易度:A)
1.× 建築基準法では、敷地が道路に2面接している場合の主要建築面の選定についての具体的な規定はない。主要な道路に面して建築するかどうかは、建築主の判断に委ねられている部分が大きい。
2.× 建築基準法第42条により、建築物の敷地は、原則として道路に2メートル以上接していなければならないが、この要件を満たさない場合に許可を得るための条件は厳しく、単純な許可申請で容易に免除されるものではない。
3.○ 正しい。建築基準法では、居室の最低限の天井高さを2.1メートル以上、その他の部分については1.8メートル以上と定めている。これは、居住者の居住環境を守るための基準である。
4.× 建築物の屋根構造に関して、建築基準法は雨水の排出方法を具体的に規定しているわけではない。雨水が敷地内に流入しないようにする措置を講じる必要があるが、それが必ずしも道路に排出する構造である必要はない。適切な雨水管理が求められる。
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