4-16都市計画法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

問16 法令制限 

都市計画法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1.市街化区域内での建築物の建築には、都市計画法に基づく建築許可が必要であり、該当する建築物の用途や規模に関わらず全ての建築において許可が求められる。

2.市街化調整区域内での土地の分筆には、都市計画法に基づく分筆許可が必要であり、一定の基準を満たす場合を除いて許可が必要である。

3.用途地域が定められた地区内で、その用途地域の指定に反する建築物を建築しようとする場合は、都市計画法に基づく用途変更許可を得る必要がある。

4.準都市計画区域内での開発行為には、都市計画法に基づく開発許可が必要であり、一定の規模以上の開発行為について許可が求められる。

問16 解答

正解 4 (難易度:B)

1.× 誤り
市街化区域内での建築物の建築において、都市計画法に基づく建築許可が必要なのは、特定行政庁が定める一定の規模以上の建築物や、特定の条件を満たす建築物に限られます。したがって、全ての建築において許可が必要というわけではありません(都市計画法第53条)。

2.× 誤り
市街化調整区域内での土地の分筆に関しては、都市計画法に基づく分筆許可が必要な場合と不要な場合があり、一定の基準を満たす場合に許可が必要であるという記述は不正確です(都市計画法第34条の2)。

3.× 誤り
用途地域が定められた地区内で、その用途地域の指定に反する建築物を建築しようとする場合、原則として許可されません。用途変更許可が出されるのは非常に特殊な条件下でのみであり、一般的な場合には適用されない(都市計画法第43条)。

4.○ 正しい
準都市計画区域内での開発行為については、都市計画法に基づく開発許可が必要とされており、特定の規模以上の開発行為について許可が求められます。これにより、無秩序な開発を防ぎ、計画的な都市開発を促進することを目的としています(都市計画法第29条)。

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