4-11令和6年1月1日に締結される土地の賃貸借契約に関する次の記述のうち、借地借家法の規定によれば、正しいものはどれか。

問11 権利関係

令和6年1月1日に締結される土地の賃貸借契約に関する次の記述のうち、借地借家法の規定によれば、正しいものはどれか。

1 土地の賃貸借契約において、賃貸人が賃借人に対して当該土地を供給する義務を負う期間は、最低30年とする。

2 土地の賃貸借契約を締結する際に、契約期間の終了後に賃借人が土地を返還する旨の特約がある場合、この特約は無効である。

3 土地の賃貸借契約において、賃借人は、契約期間内に土地に建物を建築した場合、建物の除却を求められることはない。

4 土地の賃貸借契約において、契約期間が満了した場合、賃借人は賃貸人に対して土地の使用権を自動的に更新する権利を有する。

問11 解答

正解 4 (難易度:C)

1 × 誤り。借地借家法に基づく土地の賃貸借契約の最低期間は原則として30年ですが、これは建物所有を目的とする借地契約に限られます。通常の土地の賃貸借契約においては、最低期間は特に定められていません。

2 × 誤り。契約期間の終了後に賃借人が土地を返還する旨の特約は、借地借家法に基づき有効です。契約期間の終了後の土地の返還は、契約の一般的な原則に従うものです。

3 × 誤り。土地の賃貸借契約において、賃借人が契約期間内に土地に建物を建築した場合、賃貸人から建物の除却を求められることはないとは限りません。契約条件やその他の事情によっては、建物の除却を求められる可能性があります。

4 ○ 正しい。借地借家法に基づくと、土地の賃貸借契約においては、契約期間が満了した場合でも、賃借人は賃貸人に対して土地の使用権の更新を求めることができます(借地借家法第10条)。

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