土地の特性に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.都市部の土地価格は、一般に郊外よりも高く、これは交通の利便性や商業施設の集積によるものである。
2.湿地や沼地は、そのままでは建築に適しておらず、適切な地盤改良が必要である。
3.土地の価格は、一般に地下資源の存在によって大きく左右される。
4.山地や丘陵地は、一般に農地や宅地としての利用が難しく、土地利用の際には適切な土地改良が必要である。
問49 解答
正解 3 (難易度:B)
1.× 都市部の土地価格は、一般に郊外よりも高いのは事実であり、交通の利便性や商業施設の集積などの多くの要因によって決まる。
2.× 湿地や沼地は、そのままでは建築に適していないのは正しい。地盤が弱く、建築物の重さに耐えられない可能性があるため、地盤改良が必要である。
3.○ 土地の価格は、地下資源の存在だけで大きく左右されるわけではない。土地の価格は、立地条件、交通の利便性、周辺の施設やサービス、土地の形状や面積、法的制約など多くの要因によって決まる。
4.× 山地や丘陵地は、一般に農地や宅地としての利用が難しいのは正しい。地形が急であるため、土地利用の際には適切な土地改良や造成が必要である。
解説:
選択肢3の「土地の価格は、一般に地下資源の存在によって大きく左右される」という記述は不適当である。土地の価格は、多くの要因によって決まるものであり、地下資源の存在だけが主要な要因とは言えない。
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