宅地建物取引業者が行う広告に関する次の記述のうち、不当景品類及び不当表示防止法(不動産の表示に関する公正競争規約を含む。)の規定によれば、正しいものはどれか。
1.新築マンションの広告において、完成予想図を掲載する場合、実際の建物の外観や内装が完成予想図と異なる場合でも、消費者が誤解する恐れがなければ問題はない。
2.賃貸物件の広告において、家賃の表示は、管理費を含む総額表示として表示しなければならず、家賃と管理費を別々に表示してはならない。
3.分譲マンションの広告において、実際に販売されている物件の価格帯を表示する際、最低価格と最高価格のみを表示すればよい。
4.土地の広告において、建築条件が付いていない土地であることを明確に表示しなければならない。また、当該土地の用途地域や建ぺい率、容積率などの情報も表示しなければならない。
問47 解答
正解 4 (難易度:C)
1.× 解説:新築マンションの広告において、完成予想図を掲載する場合、実際の建物の外観や内装が完成予想図と異なる場合でも、消費者が誤解する恐れがあると不当表示に該当する。そのため、完成予想図は実際の建物に近いものを掲載しなければならない。
2.× 解説:賃貸物件の広告において、家賃の表示は、管理費を含む総額表示として表示することが望ましいが、家賃と管理費を別々に表示することも認められている。ただし、両者の合計額も表示する必要がある。
3.× 解説:分譲マンションの広告において、実際に販売されている物件の価格帯を表示する際、最低価格と最高価格だけでなく、他の価格帯も表示することが望ましい。これにより消費者が価格帯を正確に理解できるようにすることが求められている。
4.○ 正しい:土地の広告において、建築条件が付いていない土地であることを明確に表示しなければならない。また、当該土地の用途地域や建ぺい率、容積率などの情報も表示しなければならない。これは、不動産の表示に関する公正競争規約の規定による。
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