不動産の登記に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
1.地役権の設定の登記の申請をする場合には、申請人は、法令に別段の定めがある場合を除き、その申請情報と併せて登記原因を証する情報を提供しなければならない。
2.地役権の設定の登記の申請をする場合において、当該申請を登記の申請の代理を業とすることができる代理人によってするときは、登記識別情報を提供することができないことにつき正当な理由があるとみなされるため、登記義務者の登記識別情報を提供することを要しない。
3.地役権の設定の登記の申請をする場合において、登記権利者が登記識別情報の通知を希望しない旨の申出をしたときは、当該登記に係る登記識別情報は通知されない。
4.地役権の設定の登記の申請をする場合において、その登記が完了した際に交付される登記完了証を送付の方法により交付することを求めるときは、その旨及び送付先の住所を申請情報の内容としなければならない。
問14 解答
正解 2 (C)
1.○ 正しい。登記原因を証する情報は、地役権の設定の登記の申請に必要である(登記法 第33条)。
2.× 誤り。登記の申請の代理を業とする代理人による申請の場合も、登記識別情報は提供が必要である(登記法施行規則 第13条の2)。
3.○ 正しい。登記権利者が登記識別情報の通知を希望しない旨の申出をした場合、登記識別情報は通知されない(登記法施行規則 第13条の3)。
4.○ 正しい。登記完了証を送付の方法で交付することを求める場合、送付先の住所を申請情報の内容としなければならない(登記法施行規則 第12条)。
コメント