次の記述のうち、建築基準法(以下この問において「法」という。)の規定によれば、正しいものはどれか。
1.商業地域内においては、住宅を建築することはできない。
2.法による建築制限の適用を受ける場合、特定行政庁が、建築物の敷地面積、建蔽率、容積率及び高さ等に関して、特別な配慮がなされていると認める場合、関係規定による限度を超えることが許可される。
3.法第3章の規定が適用される際、現に建築物が立ち並んでいる幅員2.5m以上の道で、あらかじめ、建築審査会の同意を得て特定行政庁が指定したものは、同章の規定における道路とみなされる。
4.第二種住居地域内においては、建築物の高さは、15mまたは20mのうち、当該地域に関する都市計画において定められた建築物の高さの限度を超えてはならない。
問18 解答
正解 2 (難易度:C)
1.× 商業地域内では、住宅の建築が許可されている。法において、商業地域は、主に商業の用に供する建築物のほか、住宅や事務所等も建築できる地域とされている(建築基準法第8条)。
2.○ 正しい。法による建築制限の適用を受ける場合でも、特定行政庁が、建築物の敷地面積、建蔽率、容積率及び高さ等に関して、特別な配慮がなされていると認める場合、関係規定による限度を超えることが許可されることがある(建築基準法第53条、第54条)。
3.× 法第3章の規定が適用される際、現に建築物が立ち並んでいる幅員**2.0m以上**の道で、あらかじめ、建築審査会の同意を得て特定行政庁が指定したものは、同章の規定における道路とみなされる(建築基準法第42条第1項)。ただし、幅員は2.0m以上とされており、問題文中の2.5m以上という記述は誤りである。
4.× 第二種住居地域内においては、建築物の高さは、基本的には10mまたは12mのうち、当該地域に関する都市計画において定められた建築物の高さの限度を超えてはならない(建築基準法第22条)。ただし、特別な条件が揃った場合には、これを超える高さの建築物が許可されることがある。問題文中の15mまたは20mという記述は誤りである。
コメント