【問　36】　宅地建物取引業者の誠実義務に関する次の記述のうち、宅地建物取引業法（以下この問において「法」という。）の規定によれば、正しいものはどれか。

１　宅地建物取引業者は、取引の際に相手方に対して虚偽の事実を告げても、法に違反しない。

２　宅地建物取引業者は、依頼者からの要求があった場合、取引の内容を説明しなくてもよい。

３　宅地建物取引業者は、取引に関して取得した情報の正確性を確認せずに、顧客に提供しても、法に違反しない。

４　宅地建物取引業者は、取引に関して知り得た重要な事項がある場合、その事項を依頼者に対して適切に説明する必要がある。

問３６　解答

正解　４　（難易度：B）

【問　36】の選択肢に基づく解説：

１　×　宅地建物取引業法第34条に基づき、宅地建物取引業者は、取引の際に相手方に対して虚偽の事実を告げてはならない。

２　×　宅地建物取引業法第34条に基づき、宅地建物取引業者は、取引の内容に関して依頼者からの要求があった場合、誠実にその内容を説明しなければならない。

３　×　宅地建物取引業者は、取引に関して取得した情報の正確性を確認し、誤りや虚偽がある場合は、これを訂正または削除しなければならないと宅地建物取引業法第34条に規定されている。

４　○　正しい。宅地建物取引業法第34条によれば、宅地建物取引業者は、取引に関して知り得た重要な事項について、その事項を依頼者に対して誠実に説明しなければならない。

以上の考察から、正しい記述は「４」のみです。