問31 給水設備
1 水配管用亜鉛めっき鋼管は錆に強いため、現在でも新規に使用されることが多い。
2 水道用ポリ塩化ビニル管は耐火性があるため、耐火区画でない部分に使用されることが多い。
3 ポリブデン管は、耐熱性がなく、給湯管には使用されない。
4 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管は管端が、露出すると錆びるので管端防食継手を使用する。
問31 解答
正解 4 (難易度:C)
1.× 水配管用亜鉛めっき鋼管は、過去には広く使用されていましたが、腐食が発生しやすいため、現在ではPEX管(クロスリンクポリエチレン管)などのプラスチック管材が好まれる傾向にあります(日本水道協会規格 JWWA G 116)。
2.× 水道用ポリ塩化ビニル管(PVC管)は、耐火性はありません。耐火性が要求される部分には、金属管や特定の耐火性能を持つ管材が使用されます(建築基準法施行令 第117条)。
3.× ポリブテン管は耐熱性があり、給湯管にも使用されます。耐熱性と耐圧性を持つため、熱湯の配管にも適しています(日本建築学会規準「給水設備の設計指針及び解説」)。
4.○ 水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管は、管端が錆びやすいため、錆を防ぐために管端防食継手が使用されます(日本水道協会規格 JWWA G 102)。この選択肢は、給水用配管材料に関する最も適切な記述をしています。
選択肢に類似の過去問は確認されておらず、不正解の選択肢については、それぞれの管材の特性に関する現行の日本の法律や規格に基づいて誤りを指摘しています。
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