【問題 2 】 マンションの平面形式による区分に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

令和4年度

1 .階段室型は、階段室又はエレベーターホールから直接各住戸に入る形式で、共用廊下がないので住戸のプライバシーは高く、他の構造形式より採光の点でも有利である。

2 .片廊下型は、共用廊下に面して居室が設けられるので、プライバシーの点では劣る。

3 .中廊下型は、均一な日照や通風、戸数密度を高められるなどの利点があるが、セキュリティの面では不利である。

4 .コア型は、階段室やエレベーターホールの周囲に住戸を配置する形式であり、コア部分に動線や設備が集中するので、建設費や設備の面で有利である。

問2 解答

正解 4 (難易度B)

1.○ 正しい

2.○ 正しい

3.○ 正しい

4.× 解説:コア型のマンションは、階段室やエレベーターホールの周囲に住戸を配置する形式ではありますが、コア部分に動線や設備が集中するという特徴から必ずしも建設費や設備の面で有利であるとは言えません。一般的に、コア部分の構造や設備の工事が複雑になり、コストが増加する可能性がある。

解説:

選択肢1の階段室型については、住戸への直接アクセスと採光の利点があり、プライバシーの確保が容易であることが特徴です。

選択肢2の片廊下型は、共用廊下に面して居室が設けられるため、他の住戸との境界が共用廊下となり、プライバシーの点で劣るという特性があります。

選択肢3の中廊下型は、日照や通風、戸数密度の均一化が可能であるが、セキュリティ面での不利が指摘されることがある。

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