問14 外壁
タイル張り壁面の施工に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 .タイルの浮きを防止するために、タイル張り壁面に3m間隔で伸縮調整目地を設ける。
2 .下地の収縮とタイルの膨張によって裏あしが破断することを防ぐために、目地材を充てんする。
3 .タイルの下地にモルタルを使用する場合は、コンクリート下地が十分乾燥した状態でモルタルを塗ることで、タイルのはく離を防止することができる。
4 .タイル薄付け直張りでは、はく離対策のため、下地となるコンクリートの表面の清掃や目荒らしをする。
問14 解答
正解 3 (難易度:B)
- × タイル張り壁面に伸縮調整目地を設けることは、壁面全体の熱膨張や収縮による応力を緩和し、タイルの浮きを防止するための一般的な対策です。3m間隔は目安として適切であり、この記述は不適切ではありません。
- × 下地の収縮とタイルの膨張によって裏あしが破断することを防ぐために目地材を充てんするのは、タイル張りにおいて一般的な方法です。目地材はタイル間に十分な柔軟性を提供し、応力を緩和する役割を果たします。
- ○ タイルの下地にモルタルを使用する場合、コンクリート下地が十分に乾燥していることは重要ですが、それだけではタイルのはく離を防止するには不十分です。タイルの下地としてモルタルを使用する場合、適切な下地処理、モルタルの配合、施工方法など、さまざまな要因がタイルのはく離を防止するために重要です。この記述は、乾燥状態だけがはく離防止のために十分であるかのように誤解を招くため不適切です。
- × タイル薄付け直張りの際に、下地となるコンクリートの表面の清掃や目荒らしをすることは、接着剤がしっかりと下地に結合するために重要です。これにより、タイルのはく離を防ぐ効果があり、適切な対策と言えます。
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