令和2年度43電気設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

令和2年度

問43 電気設備

電気設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 マンション等の電気設備は、電力設備、防災設備、情報通信設備等に区分される。
2 マンションの住戸内配線は、I Hクッキングヒーター等に対応するため、対応電圧の大きい三相3線式が主流となっている。
3 電気設備に関する技術的な規制を定めた経済産業省令には、発電所、送電線、変電所、配電線から屋内配線、電気使用機械器具に至るすべての電気設備が包含されている。
4 「内線規程」は、技術基準及び解釈に定められている事項のうち、屋内配線、電気使用機械器具を中心にわかりやすく解説し、電気需要家の利便を考慮して推奨すべき事項についても規定している民間規格である。

問43 解答

正解 2 (難易度:B)

1.× マンション等の電気設備が電力設備、防災設備、情報通信設備等に区分されるという記述は適切です。これらの区分は、各設備の機能と用途を反映しており、電気設備の計画や設計、管理において一般的に用いられています。

2.○ マンションの住戸内配線が主流として三相3線式を採用しているという記述は不適切です。実際には、日本の住宅では単相3線式が一般的に使用されています。三相3線式は、主に大規模な商業施設や工業用途で使用されることが多く、一般的なマンションの住戸内配線としては適切ではありません。

3.× 電気設備に関する技術的な規制を定めた経済産業省令は、広範にわたる電気設備を包含しています。これには、発電所、送電線、変電所、配電線から屋内配線、電気使用機械器具に至るまでのすべてが含まれているため、この記述は不適切ではありません。

4.× 「内線規程」は屋内配線や電気使用機械器具に関する技術基準及び解釈をわかりやすく解説したもので、電気需要家の利便を考慮して推奨すべき事項も規定している民間規格です。この記述は正確であり、不適切ではありません。

【解説】
電気設備に関する知識は、安全で効率的な設計、施工、維持管理に不可欠です。正確な技術基準の理解と適切な設備の選定が重要です。選択肢2が最も不適切であり、実際の住宅配線と異なる情報を提供しています。この問題の難易度はBに設定されており、電気設備に関する基礎的な知識と理解が求められます。

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