問38 ガス設備
ガス配管の修繕設計と施工に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 ガス配管は、給水管と同様に外面の腐食劣化よりも内面の腐食劣化により修繕する。
2 埋設ガス配管材料はガス事業者によって、それぞれに使用材料の変遷があるため、ガス事業者の窓口に相談か必要である。
3 修繕工事では、ガスが使用できない時間を極力短くするために新しいガス管を先行して施工し、工程の最後に取替えの必要がない既設管を切断して新しい管と接続する。
4 新型のガス栓は「ヒューズ栓」「ガスコンセント」等と呼ばれ、万一ゴム管が外れたり切れたりしても、 ヒューズの働きで自動的にガスが止まる構造となっている。
問38 解答
正解 1 (難易度:B)
- × ガス配管の修繕では、内面の腐食よりも外面の腐食による劣化が一般的な問題として認識されています。特に、埋設ガス配管は土壌中の条件によって外面の腐食が進行しやすいため、この記述は不適切です。
- ○ 埋設ガス配管の材料は、ガス事業者によって使用している材料が異なることがあります。そのため、修繕や設計の際には、対象のガス配管を管理しているガス事業者に相談することが必要であり、この記述は適切です。
- ○ 修繕工事においては、ガス供給の中断時間を最小限に抑えることが望ましいです。そのために、新しいガス管を先行して施工し、最終段階で既存の管と接続する方法は有効なアプローチであり、この記述は適切です。
- ○ 新型のガス栓には、ヒューズ栓やガスコンセントといった安全機能を備えた製品があります。これらは、ゴム管が外れたり切れたりした際に自動的にガス供給を止める機能を持っており、安全性の向上に寄与しています。この記述は正確です。
不正解の選択肢1に関しては、ガス配管の腐食劣化に関する一般的な理解と異なるため不適切です。ガス配管の修繕や設計に関する知識は、ガス事業法や建築基準法、関連する技術基準などに基づいています。また、実際の施工における経験やガス事業者からの情報も重要な参考となります。
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