令和2年度問25 日本建築学会防水工事標準仕様書JASS8によれば、用途と防水工法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

令和2年度

問25 防水

1 室内の厨房に、改質アスファルトシートトーチ防水工法・密着保護仕様を採用する。
2 開放廊下に、塩化ビニル樹脂系シート防水工法・機械的固定仕様を採用する。
3 軽歩行の屋根に、ウレタンゴム系高強度形塗膜防水工法・密着仕様を採用する。
4 運動場として使用する屋根に、アスファルト防水工法・密着保護仕様を採用する。

問25 解答

正解 2 (難易度:C)

1.× 改質アスファルトシートトーチ防水工法・密着保護仕様は、室内の厨房などの水にさらされる場所に適しています。この選択肢は不適切ではありません。
2.○ 塩化ビニル樹脂系シート防水工法・機械的固定仕様は、開放廊下のように人の出入りが頻繁で、物理的な損傷が予想される場所には不向きです。機械的固定仕様は、風圧などによる剥がれのリスクが高まるため、開放的な廊下には不適切です。
3.× ウレタンゴム系高強度形塗膜防水工法・密着仕様は、軽歩行の屋根に適しており、適切な選択とされています。この選択肢は不適切ではありません。
4.× アスファルト防水工法・密着保護仕様は、運動場として使用する屋根などの耐久性が求められる場所に適しています。この選択肢は不適切ではありません。

根拠となる資料は「日本建築学会防水工事標準仕様書JASS8」です。この資料には、各種防水工法とその用途が記載されており、それに基づいて適切な選択を行う必要があります。2番の選択肢が最も不適切なのは、塩化ビニル樹脂系シート防水工法の特性と開放廊下という用途がマッチしていないためです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました