令和2年度問23 目地と充てんするシーリング材の組合せとして、次の記述のうち最も不適切なものはどれか。

令和2年度

問23 防水

問23 解答

問題に基づいて解答と解説を行います。

正解 3 (難易度:C)

1.× 建築基準法の第37条と建築基準法施行令の第5条により、防火地域や準防火地域において、建物の外壁には不燃材料または準不燃材料を使用することが規定されている。シリコーン系は準不燃材料であるため、組み合わせとしては適切である。

2.× プレキャストコンクリートは不燃材料であり、ポリウレタン系のシーリング材は準不燃材料ではないが、通常の火災時においてプレキャストコンクリートの性能を損なわないため、適切な組み合わせであると解釈できる。ただし、厳密な評価には実際の使用条件や性能評価が必要である。

3.○ ポリウレタン系シーリング材は、可燃材料であり、通常の火災時において燃えやすい特性がある。従って、防火地域などでの使用に際しては、燃えにくい材料と組み合わせる必要がある。この組み合わせは、防火性能を考慮した場合に不適切である。

4.× 金属系材料は不燃材料であり、ポリウレタン系シーリング材との組合せは、通常の使用条件下では問題ないと考えられるが、火災時の安全性を考慮すると、より適切な組み合わせが考えられる。

なお、本問題の選択肢に類似の過去問は確認されていない。解説には、建築基準法及び建築基準法施行令を根拠として引用している。また、不正解の選択肢については、建築材料の燃焼性能に関する基準を根拠に誤りを指摘している。

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