令和2年度問21 金属面等塗替え塗料の選定に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

令和2年度

問21 塗装工事

1 既存塗膜の種類や劣化程度によるが、既存塗膜を残した状態で修繕されることがほとんどであり、既存塗膜と塗替え用塗料の適合性が最も重要となる。
2 亜鉛めっき面の下塗りとして、変性工ポキシ樹脂プライマーを用いると、工ッチングプライマーを用いた場合より、既存塗膜との剥離(はくり)の可能性が高くなる。
3 建築関係金属面塗料の種類としては、合成樹脂調合ペイント、フタル酸樹脂ェナメル、鋼構造物用耐候性塗料があげられる。
4 鉄鋼面や亜鉛めっき鋼面等の各種金属類に対する塗装は、防錆を第一として、かつ美装することを目的として塗料を選定する。

問21 解答

正解 2 (難易度C)

  1. ○ 正しい:
    既存の塗膜の種類や劣化程度は、修繕作業で重要であり、既存の塗膜と新しい塗料との適合性は特に重要である。これは塗料の選定における基本的な考慮点である。
  2. × 不適切:
    亜鉛めっき面の下塗りとして、変性エポキシ樹脂プライマーを使用すると、エッチングプライマーを使用した場合よりも既存塗膜との剥離の可能性が高くなるとの記述は誤りである。実際には、エッチングプライマーは金属表面に良好な接着力を提供し、変性エポキシ樹脂プライマーと比較して剥離の可能性は低くなる。
  3. ○ 正しい:
    合成樹脂調合ペイント、フタル酸樹脂エナメル、鋼構造物用耐候性塗料は、建築関係金属面塗料の種類として正確に挙げられている。
  4. ○ 正しい:
    金属面の塗装は、防錆を第一の目的とし、美装も目的として塗料を選定する。これは塗料選定の基本的な考慮点であり、特に金属表面に対する塗装において重要である。

この問題は、金属面の塗替え塗料の選定に関する知識を試すものであり、選択肢の中で最も不適切な記述を選ぶことが求められています。解説では、各選択肢に関する説明と、塗料選定の基本的な考慮点を示しています。選択肢2の記述は、エッチングプライマーと変性エポキシ樹脂プライマーの使用に関する誤解を含んでいるため、最も不適切なものと評価されています。

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