令和2年度問20 塗装仕上げの修繕設計と施工のポイントに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

令和2年度

問20 塗装工事

1 金属仕上げ面の仕様選定時の検討事項として、既存塗膜がどのような役割を果たしているかを確認する。
2 既存塗膜の種類の判定は、現地での調査診断段階で判別する方が確実で望ましく、新築時の設計施工記録等で確認する必要はない。
3 既存塗膜の除去工法のうち超高圧洗浄は、脆弱素地の除去などに威力を発揮するが、既存塗膜の全面除去には向かない。
4 塗装の修繕設計における下地調整方法の選定は、素地の性能を確保するうえで重要であるが、塗装仕上げの耐久性や塗膜の性能の確保には影響しない。

問20 解答

正解 1(難易度B)

  1. ○ 正しい
  • 金属仕上げ面の仕様選定時には、既存の塗膜がどのような役割を果たしているのかを確認することが重要である。既存の塗膜が防錆や防水の役割を果たしている場合があるため、これを理解することは修繕設計を適切に行う上で重要である。関連法律:建築基準法、関連資料:JIS規格。
  1. × 誤り
  • 既存塗膜の種類の判定は、現地での調査診断だけでなく、新築時の設計施工記録等も参照することが重要であり、それによってより正確な判定が可能となる。新築時の設計施工記録等を確認することで、既存塗膜の材質や施工方法、そして既存塗膜の状態等を理解することが可能となる。
  1. × 誤り
  • 超高圧洗浄は、既存塗膜の全面除去にも使用されることがある。超高圧洗浄の力強さと効率性により、既存塗膜の全面除去に有用である場合がある。ただし、施工状況や塗膜の種類、基材の状態によっては他の除去方法が適している場合もある。
  1. × 誤り
  • 塗装の修繕設計における下地調整方法の選定は、塗装仕上げの耐久性や塗膜の性能の確保にも影響を与える。下地の調整が不適切である場合、塗膜の付着が不十分となり、耐久性や性能が低下する可能性がある。

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