令和2年度問18 建築用仕上塗材に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

令和2年度

問18 修繕設計

1 建築用仕上塗材は、造形的なテクスチュアパターンを与えると同時に、必要に応じて着色・艶出しを行うため、主として吹付け、こて、ローラー塗り、又は、はけ塗りエ法により施工する。
2 ポリマーセメント系可とう形改修用仕上塗材(可とう形改修塗材C E )は、下地及び既存塗膜のひび割れに対する追従性、充てん性、及び既存塗膜との付着安定性がある。
3 薄付け仕上塗材は、樹脂リシンに代わり、セメントリシンが主流となっている。
4 複層仕上塗材は、「吹付けタイル」の通称で呼ばれ、マンションのコンクリート打放し外壁面に直接仕上げる代表的な仕上材として、最も多く用いられてきた。

問18 解答

正解 3(難易度C)

  1. ○ 正しい
  • 建築用仕上塗材は、実際には造形的なテクスチュアパターンを提供し、着色や艶出しを行うために吹付け、こて、ローラー塗り、またははけ塗りの方法で施工されることが多い。これに関連する法律や規定は特に明示されていないが、一般的な建築実務において受け入れられている。
  1. ○ 正しい
  • ポリマーセメント系の可とう形改修用仕上塗材は、実際には下地や既存の塗膜のひび割れに対して追従性や充填性を提供し、既存の塗膜との良好な付着安定性を持っている。これは日本の建築業界で広く受け入れられている標準的な仕上塗材の一例であり、関連する法律や規定は特に明示されていないが、一般的な建築実務において受け入れられている。
  1. × 不正確
  • 薄付け仕上塗材に関する記述は誤っている。通常、薄付け仕上塗材は樹脂リシン(resin)を基にしており、セメントリシンが主流となっているという記述は誤りである。また、日本の法律や規定では特にこの点に関する明示はないが、樹脂ベースの薄付け仕上塗材は建築実務で広く用いられている。
  1. ○ 正しい
  • 複層仕上塗材は、「吹付けタイル」として知られ、マンションのコンクリート打放し外壁面に直接仕上げる代表的な仕上材として広く使用されてきた。これに関連する法律や規定は特に明示されていないが、一般的な建築実務において受け入れられている。

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