問26 建具
1 .フロート板ガラスは、現在流通している板ガラスの主流である。
2 .網入板ガラスは、小口が長期に水に接触すると網が発錆し膨張することによってガラスにひびが入る場合があるので、小口に適切な処理が必要である。
3 .熱線反射ガラスは、ガラスの片面に金属の反射薄膜を付けたガラスで、冷房負荷の軽減効果などがある。
4 .倍強度ガラスは、耐風圧強度をフロート板ガラスの約2倍に高めたガラスで、破損時は強化ガラスのように破片が細片になる。
問26 解答
正解 4 (難易度:B)
- × フロート板ガラスは、ガラスの製造方法の一つで、現在流通している板ガラスの中で最も一般的なものである。これは正しい記述である。
- × 網入りガラスは、網が錆びるとその膨張によりガラスにひびが入る可能性があるため、小口には防錆処理が必要である。これも正しい記述である。
- × 熱線反射ガラスは、金属の薄膜を片面に施したガラスで、太陽熱の反射により冷房負荷の軽減効果を持つ。この記述は適切である。
- ○ 倍強度ガラスは、フロート板ガラスに比べて耐風圧強度が高いが、破損時に強化ガラスのように細片になるわけではない。強化ガラスは熱処理または化学処理によって強度を高められ、破損時に小さな破片に崩れる特性を持つが、倍強度ガラスはそのような特性を持たない。したがって、この記述は不適切である。
選択肢に類似の過去問は特定できませんでした。不正解の選択肢については、ガラスの種類とその特性に関する誤解を指摘しました。倍強度ガラスは単に強度が高いだけであり、強化ガラスのように安全な破片にはならない。
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