令和5年度 問25 マンションの住戸の玄関扉の改修に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

令和5年度

問25 建具

1 .かぶせ工法は、湿式工法となるため、工期が長くなるのが欠点である。

2 .扉交換工法は、既存枠を残し、扉と金具を新品に取り替える工法で、低コストで扉と金物の性能を向上させることができる。

3 .防犯機能の向上を考慮して、ドアスコープは視界が160°以上のタイプを採用する。

4 .高齢者等への対応を考慮して、握玉ハンドルからレバーハンドル又はプッシュプルハンドルを採用する。

問25 解答

正解 1 (難易度:B)

  1. × かぶせ工法は、既存の扉に新しい材料をかぶせる方法で、必ずしも湿式工法とは限りません。実際には、乾式工法で行うことも多く、工期が必ずしも長くなるとは言えません。この記述は、かぶせ工法の一般的な特徴を誤解しているため、最も不適切です。
  2. ○ 扉交換工法は、既存の枠を残して扉と金具だけを新品に取り替える方法です。これは比較的低コストで扉の性能を向上させることができる効果的な工法であり、この記述は適切です。
  3. ○ 防犯機能の向上として、ドアスコープを160°以上の視界を持つタイプにすることは一般的な対策です。これにより、玄関扉の外側のより広範囲を見ることができ、安全性を高めることができます。
  4. ○ 高齢者や身体障害者などへの対応を考慮し、握玉ハンドルからレバーハンドルやプッシュプルハンドルに交換することは、使い勝手を改善し、アクセシビリティを向上させる一般的な対策です。

不正解の選択肢1に関しては、かぶせ工法に関する誤解があるため不適切です。実際には乾式工法で行われることも多く、工期が必ずしも長くなるわけではありません。参考資料としては、建築施工に関する技術書やガイドライン、建築基準法などが挙げられます。

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