令和5年度 問24 アルミニウム製建具の性能規定に関する次の記述のうち、適切なものはいくつあるか。

令和5年度

問24 建具

ア.断熱性は、熱の通しにくさを示し、サッシの枠、枠と障子のすきま、ガラス面の 3 要素が影響する。

イ.気密性は、すきまから漏れる空気の量で示される。

ウ.水密性とは、風の影響を排除した雨に対する防水性のことである。

エ.遮音性は、等級の数値が大きいほど遮音性が高い。

1 .一つ
2 .二つ
3 .三つ
4 .四つ

問24 解答

正解 3 (難易度:B)

ア.○ 適切。断熱性は、建具の熱の通しにくさを示し、サッシの枠、枠と障子のすきま、ガラス面の3要素によって影響されます。これらの要素が適切に設計・施工されていると、建具全体の断熱性能が向上します。

イ.○ 適切。気密性は、建具のすきまから漏れる空気の量で示され、これによって冷暖房の効率や快適性が大きく影響を受けます。適切な気密性能はエネルギー効率の向上に寄与します。

ウ.× 不適切。水密性は、風の影響を含めた雨に対する防水性を指します。風圧によって雨水が建具のすきまを通じて侵入することを防ぐため、風の影響も考慮されます。

エ.○ 適切。遮音性は、音をどの程度遮断できるかを示す性能であり、等級の数値が大きいほど遮音性が高いとされています。高い遮音性能を持つ建具は、騒音の多い環境でも静かな室内環境を提供できます。

解説:アルミニウム製建具の性能規定において、断熱性、気密性、遮音性はそれぞれ建具の重要な性能指標です。断熱性は熱の伝わりにくさを、気密性は空気の漏れにくさを、遮音性は音の遮断能力を示します。これらの性能は、居住空間の快適性やエネルギー効率に直接影響を与えるため、適切な評価と選定が求められます。一方で、水密性についての記述は風の影響を排除するという表現が不適切であり、実際には風圧を含めた雨水の侵入を防ぐ性能を指します。したがって、適切な記述はア、イ、エの三つであり、正解は「3.三つ」です。

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