令和5年度問23 既存防水の改修に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

令和5年度

問23 防水

1 .既存の材料を撤去した後の下地には、改修材料の確実な接着が得られるように適切なプライマー塗りなどの下地処理が必要である。

2 .既存マンションの屋根防水は、保護コンクリート層がある場合、その上に各種の露出工法防水層をかぶせるタイプ(かぶせ工法)を選択することが多い。

3 .開放廊下・外階段の改修を検討する場合、バルコニーを改修する場合と同程度の耐摩耗性の工法を選定する。

4 .シーリングの改修工法には、シーリング再充てん工法、拡幅シーリング再充てん工法、ブリッジ工法の3種類がある。

問23 解答

正解 3 (難易度:B)

1.× 既存の材料を撤去した後に適切な下地処理を行うことは重要です。改修材料が確実に接着するためには、適切なプライマー塗りなどの下地処理が必要であり、この記述は適切です。

2.× 既存マンションの屋根防水改修において、保護コンクリート層がある場合に各種の露出工法防水層をかぶせるタイプ(かぶせ工法)を選択することは一般的な方法です。これにより、既存の防水層を保護しつつ、新たな防水層を設けることができます。この選択肢も不適切ではありません。

3.○ 開放廊下や外階段の改修では、バルコニーと同程度の耐摩耗性を必要とするとは限りません。開放廊下や外階段は歩行者の通行が頻繁であり、より高い耐摩耗性や滑りにくさが求められる場合が多いです。そのため、バルコニー改修と同じ工法を選定するという一般化は不適切です。

4.× シーリングの改修工法には、シーリング再充てん工法、拡幅シーリング再充てん工法、ブリッジ工法などがあります。これらは異なる状況や要件に応じて選択される一般的な方法であり、この記述は不適切ではありません。

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