問13 外壁
1 .マンションにおけるタイル施工法は、先付け工法が多い。
2 .マンションにおけるタイルの下地が現場打ちコンクリートの場合、型枠の目違いによる段差を補修するだけでタイル張りが行われる、いわゆる直張り工法が多い。
3 .モザイクタイル張りは、下地に張付けモルタルを塗り付け、ユニットタイルをたたき板でたたいて張り付ける工法である。
4 .密着張りは、下地に張付けモルタルを塗り付け、専用の振動工具を用い、タイル面に振動を与えながら張付けモルタルにタイルをもみ込むように張り付ける工法である。
問13 解答
正解 1 (難易度:C)
- × マンションにおけるタイル施工法として、先付け工法は一般的ではありません。先付け工法は、下地を施工した後、その上にタイルを貼る方法ですが、マンションでは特に外壁などで後付け工法が多く用いられます。これは、構造体にタイルを直接貼り付けることで、施工の精度を高め、長期にわたる耐久性を確保するためです。したがって、この選択肢は最も不適切です。
- ○ マンションにおいてタイルの下地が現場打ちコンクリートの場合、直張り工法が多く用いられます。これは、型枠の目違いによる段差を補修した後、タイルを直接下地に張り付ける方法です。現場での調整が可能で、一般的に実施されています。
- ○ モザイクタイル張りは、下地に張付けモルタルを塗り付け、その上にユニットタイルを配置し、たたき板でたたいて張り付ける工法です。この方法は、特に小さなタイルを使用する場合に適しており、正確な記述です。
- ○ 密着張りは、下地に張付けモルタルを塗り付け、専用の振動工具を用いてタイルをもみ込むようにして張り付ける工法です。この方法は、タイルとモルタルの密着をより確実にするために用いられ、適切な記述です。
不正解の選択肢1に関しては、マンションにおけるタイル施工法として先付け工法が多いという記述が不適切です。実際には、マンションなどの大規模建築物では後付け工法が一般的であり、この点が誤っています。参考資料としては、建築施工に関する技術書やガイドライン、建築基準法などが挙げられます。
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