1 塗装下地等モルタル塗のひび割れ補修において、ひび割れ部から漏水が見られる場合は、モルタル面の補修をする。
2 タイル張り仕上面に生じたひび割れで、下地に達するひび割れがある場合は、タイル張り仕上げを撤去しUカットシール材充填工法で補修する。
3 モルタル塗の浮きをアンカーピンニング部分工ポキシ樹脂注入工法で補修する場合は、特記がない場合9本/㎡とする。
4 タイル張り仕上げのタイル陶片の浮き補修は、アンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法で行う。
問16 解答
正解 1 (難易度C)
1 ○ 正しい
鉄筋コンクリート建築物の外装仕上げにおいて、塗装下地やモルタル面のひび割れは、水分の侵入やさらなる劣化を招く可能性があります。ひび割れ部からの漏水が見られる場合、モルタル面の補修を行うことは適切な方法といえます。これにより、建築物の耐久性や外観を保護・改善することができます。法律的根拠としては、「建築基準法」や「建築物の維持管理の手引き」が参考になる可能性があります。
2 × 誤り
タイル張り仕上げのひび割れが下地に達する場合、タイル張り仕上げを撤去しUカットシール材充填工法で補修する方法は一般的な方法とは言えません。通常、ひび割れが深刻な場合には、タイルを撤去し、新しいタイルを張りなおす、または他の適切な補修方法を選択することが推奨されます。
3 × 誤り
モルタル塗の浮きをアンカーピンニング部分工ポキシ樹脂注入工法で補修する方法は、具体的な基準や規定に基づいていない可能性が高いです。また、「9本/㎡」という数値は明確な根拠が示されていないため、不適切な記述といえます。
4 × 誤り
タイル張り仕上げのタイル陶片の浮き補修にアンカーピンニング部分エポキシ樹脂注入工法を使用することは、一般的な補修方法とは言えません。通常、タイル陶片の浮き補修には、タイルの撤去および交換、または他の適切な補修方法が推奨されます。
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