問8 大規模修繕工事 大規模修繕工事の調査診断、修繕設計及び工事監理に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

令和2年度

1 マンション標準管理委託契約書においては、長期修繕計画見直しのための建物設備の調査診断業務は委託契約範囲内として標準業務とするとされている。

2 調査診断の目的は、対象建築物の現状の状態を定性的・定量的に測定・把握し、その劣化の程度を評価、判断するためである。

3 大規模修繕工事の発注形態の一つである見積合せ方式とは、見積金額だけでなく、その他の要素を多角的に検討し、総合的に最も適当と考えられる施工会社を選定する方法である。

4 工事監理者は、工事の内容・エ期又は請負代金等の変更の必要が発生した場合、技術的に審査し、管理組合の承認を受けてから承諾する。

問8 解答

正解: 4(難易度: C)

× 不適切: マンション標準管理委託契約書において、長期修繕計画見直しのための建物設備の調査診断業務が標準業務とされているかどうかは明確に示されていない。そのため、この選択肢の記述は不確かであり、不適切と評価される​1​​2​​3​。

× 正しい: 調査診断の目的は、対象建築物の現状の状態を定性的・定量的に測定・把握し、その劣化の程度を評価、判断するためであり、この選択肢の記述は適切である​4​​5​​6​​7​​8​。

× 正しい: 見積合せ方式は、見積金額だけでなく、その他の要素を多角的に検討し、総合的に最も適当と考えられる施工会社を選定する方法であり、この選択肢の記述は適切である​9​​10​​11​​12​。

○ 不適切: 工事監理者は工事が設計図書通りに行われているかを確認する役割を担っており、工事の内容・期間または請負代金等の変更が必要になった場合には、技術的に審査し、管理組合の承認を得る必要があるかどうかについての明確な法律的根拠や資料は提供されていない。この選択肢の記述は一般的な認識に基づいている可能性があり、不適切である可能性が高い

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