1 豆板補修において、大面積の場合は、表面を水で湿した後、パテ状工ポキシ樹脂を表面に充てんする。
2 リチウムシリケートを主成分とする薬剤を、既存塗膜の表面に塗布することで、コンクリートを中性からアルカリ性に回復させる工法がある。
3 コンクリートのひび割れ補修において、樹脂注入工法は、すべてのひび割れに問題なく適用でき、他の補修工法と比べ、長期の耐用年数が期待できる。
4 補修工事に既存塗膜の除去を超音波剥離(はくり)機で行うときは、施工能力に限界があるため表面のサンダー掛けが必要となる場合がある。
問13 解答
正解 4 (難易度C)
1 × 解説:
豆板補修においては、表面を水で湿らせることが基本であるが、パテ状のエポキシ樹脂を表面に充填するのは一般的な手法ではない。また、豆板補修の目的や適用範囲に関する情報が不足しているため、この記述は適切でない可能性がある。
2 × 解説:
リチウムシリケートを主成分とする薬剤は、コンクリートの硬化や塗膜の固定を目的とするものであり、コンクリートを中性からアルカリ性に回復させる工法としては通常使用されない。コンクリートのpHの調整は、アルカリ性の環境を保つことが重要であるが、この記述は適切な方法を示していない。
3 × 解説:
樹脂注入工法は、コンクリートのひび割れ補修に有効な方法であるが、すべてのひび割れに問題なく適用できるわけではない。ひび割れの大きさや深さ、位置などによっては他の補修工法が適切である場合もある。また、長期の耐用年数が期待できるとの記述に具体的な根拠が不足している。
4 ○ 正しい
解説:
超音波剥離機を使用して既存塗膜を除去する場合、施工能力に限界があり、そのため表面のサンダー掛けが必要になる場合がある。超音波剥離機は効率的に塗膜を除去できるが、完全に滑らかな表面を得るにはさらなる仕上げ作業が必要となる場合がある。これは、補修工事の一般的な手法と合致しており、適切な記述である。
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