1 長期修繕計画の作成の目的は、将来見込まれる修繕工事及び改修工事の内容、おおよその時期、概算の費用等を明確にすることにある。
2 長期修繕計画の対象の範囲は、共用部分の修繕工事又は改修工事に伴って修繕工事が必要となる専有部分を含まない。
3 計画修繕工事の実施の要否、内容等は、事前に調査・診断を行い、その結果に基づいて判断する。
4 推定修繕工事の内容の設定、概算の費用の算出は、既存マンションの場合、保管されている設計図書のほか、修繕等の履歴、劣化状況等の調査・診断の結果に基づいて行う。
問6 解答
正解:2 (難易度 B)
1 ○ 正しい
長期修繕計画の目的は、マンションの大規模修繕などを長期的な期間を見据えて計画し、マンションの寿命延長や快適な住環境の確保を図るためであり、その計画には将来見込まれる修繕工事及び改修工事の内容、おおよその時期、概算の費用等を明確にすることが含まれます1。
2 × 解説
長期修繕計画の対象範囲は明確に定められていない可能性があります。しかし、共用部分の修繕や改修は主に計画の焦点であり、専有部分に対する修繕や改修が必要となる場合には、それが計画に含まれる可能性もあります。
3 ○ 正しい
計画修繕工事の実施の要否や内容は、事前に建物の調査・診断を行い、その結果に基づいて判断することが重要であると、ガイドラインで推奨されています21。
4 ○ 正しい
推定修繕工事の内容の設定や概算の費用の算出は、既存のマンションでは保管されている設計図書、修繕等の履歴、劣化状況等の調査・診断の結果に基づいて行うことが、ガイドラインで推奨されています
コメント