ア.電気設備は、保守管理者の日常点検や小修繕を徹底しても経年による物理的劣化は避けられないが、耐用年数を過ぎると性能が低下し、事故や故障が頻発するため、設備の調査・診断が必要となる。
イ.電気設備診断は、その目的によって電気設備のみの診断に対象が限定される場合と建物や他の設備全般にわたって診断する場合がある。
ウ.電気設備診断は、劣化診断、安全機能診断、環境機能診断及び省エネルギー機能診断に分類される。
エ.電気設備の劣化診断の内容としては、物理劣化、性能劣化、機能劣化、部品調達の難易度があげられる。
1 .一つ
2 .二つ
3 .三つ
4 .四つ
問42 解答
正解 4 (難易度:C)
ア.○ 正しい:電気設備の経年劣化は避けられないため、定期的な調査・診断が必要である。耐用年数を超えると、事故や故障のリスクが高まる。
イ.○ 正しい:診断の目的や範囲によって、電気設備のみに限定されることもあれば、建物や他の設備全般にわたることもある。
ウ.○ 正しい:電気設備診断は、劣化の度合いや、安全・環境・省エネルギーといった異なる機能に焦点を当てて行われることがある。
エ.○ 正しい:劣化診断では、物理的な劣化や性能、機能の低下、部品の調達難易度などの要因を評価する。
解説:マンションの電気設備は、多くの住民の生活を支える重要な設備であるため、定期的な診断が求められる。それぞれの記述は、電気設備診断の内容や目的に関する基本的な事項を適切に示している。診断により、劣化の進行状況や、将来的な修繕・更新の必要性、安全対策などを確認し、適切な管理・運用が行われることが期待される。
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