【問題37】 共同住宅の消火設備等に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

令和4年度

1 .易操作性1号消火栓の規定放水量は、1号消火栓の規定放水量より少ない。

2 .連結送水管は、設置建築物の関係者によって初期消火に使用される。

3 .スプリンクラー設備は、火災の感知から消火まで自動で行う初期消火に有効な消火設備である。

4 .水消火器は、消火訓練に用いられるので、通常の火災には対応できない。

問37 解答

正解 3 (難易度:C)

1.× 解説:易操作性1号消火栓と1号消火栓の間に「規定放水量」の差は特に定められていない。また、名称からして易操作性1号消火栓が1号消火栓の規定放水量よりも少ないとは考えにくい。

2.× 解説:連結送水管は、主に消防署の消防車からの給水を受けるための装置であり、建築物の関係者が初期消火に使用するものではない。

3.○ 正しい:スプリンクラー設備は、火災が発生した際に自動的に作動し、感知から消火までを自動で行う消火設備であり、初期消火に非常に効果的である。

4.× 解説:水消火器は、火災の初期消火にも使用される消火器であり、消火訓練専用というわけではない。消火訓練で使用される場合もあるが、実際の火災の初期段階での消火活動にも使用される。

解説:共同住宅における消火設備は、住民の安全を確保するための重要なインフラであり、消防法や建築基準法に基づき、その設置が義務付けられています。火災が発生した際に迅速かつ適切に対応するための設備を理解することは、住宅の管理者や住民にとっても重要です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました