【問題34】 排水管の劣化・調査診断に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

令和4年度

1 .雑排水管の劣化は、給水管と違い、油脂分などによる閉塞が中心である。

2 .台所・流しシンク直下のエルボは、局部電池腐食が特に多い箇所である。

3 .鋼管の調査箇所として継手とのねじ接合部を含む部分を選定した。

4 .鋼管の精密調査箇所として排水主管と専有部分横枝管を選定し、通気管も含むものとした。

問34 解答

正解 3 (難易度:B)

1.○ 正しい:給水管は水の供給を担当するため、雑排水管とは異なる問題に直面します。雑排水管の劣化の原因として、油脂分などによる閉塞が主なものとなることが多い。

2.○ 正しい:台所や流しシンク直下のエルボは、水や排水の流れや留まる油脂分などにより局部電池腐食が発生しやすい箇所である。

3.× 解説:鋼管の調査箇所として、継手とのねじ接合部を特定して選定することは限定的すぎる。継手とのねじ接合部は確かに劣化しやすい部分であるが、鋼管の調査を行う場合には管全体や他の潜在的に問題となる箇所も考慮する必要がある。

4.○ 正しい:鋼管の精密調査箇所として排水主管と専有部分横枝管を選定するのは適切であり、これに通気管も含むのは実際の施設の状況や問題点に応じて行われることがある。

解説:排水管の劣化や調査診断は、その施設の状態や用途に応じて異なる問題点や調査箇所を選定する必要があります。特に鋼管のような材質を持つ排水管は、腐食や劣化の問題に直面することが多く、適切な調査と対策が求められます。

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