1 .かぶせ工法は、既存枠を利用して新規サッシを取り付けるため、窓の有効開口が既存の物と同じ寸法で確保できる。
2 .撤去工法は、既存枠を引き抜き、又ははつりにより撤去し、新規サッシを取り付ける工法である。
3 .改修設計を行う場合は、対(耐)震枠等による建物変形対応機能の向上を検討する。
4 .玄関扉に面付箱錠や彫込み箱錠を用いることは、モノロック錠に比べて防犯性能の向上につながる。
問25 解答
正解 1 (難易度:C)
1.× かぶせ工法は、既存の窓枠に新しいサッシを取り付ける工法である。しかし、新規サッシを既存の窓枠に取り付けると、有効開口部が若干狭くなるのが一般的である。したがって、選択肢の記述「窓の有効開口が既存の物と同じ寸法で確保できる」という点が不適切である。
2.○ 撤去工法の記述は正確である。既存の窓枠を撤去して、新しいサッシを取り付ける方法である。
3.○ 建物の変形や振動に対応するための設計や工法、特に耐震性を高めるためのものは、改修設計を行う際の重要な考慮点である。
4.○ 面付箱錠や彫込み箱錠は、モノロック錠に比べて高い防犯性能を持つため、この記述は正確である。
解説:選択肢の中で、かぶせ工法に関する記述が最も不適切である。既存の窓枠に新しいサッシを取り付ける際に、有効開口部が元のサイズと同じであるとは限らない。通常、少し狭くなることが多い。
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