【問題24】 アルミニウム製建具の性能規定に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

令和4年度

1 .耐風圧性とは、どれくらいの風圧に耐えられるかを示し、開口部に必要な耐風圧強度は、建物形状・立地条件・設置高さにより求められる。

2 .気密性とは、すきまから漏れる空気の量を示し、等級が大きいほどすきま風は少なく、気密性が高くなる。

3 .水密性とは、風を伴う雨に対する防水性を示し、雨水の浸入は風圧力よりも降雨量が深く関係する。

4 .断熱性とは、熱の通しにくさを示し、ドアの断熱性は扉自体の構成と枠と扉のすきまの2要素が影響する。

問24 解答

正解 3 (難易度:C)

1.○ 耐風圧性に関するこの記述は正確である。開口部の耐風圧強度は、建物の形状や立地条件、設置高さなどに基づいて求められる。

2.○ 気密性に関するこの記述も正確である。気密性の等級が高いほど、すきま風が少なくなります。

3.× 水密性は、窓やドアが雨水の浸入を防ぐ能力を示すものであるが、その防水性能は主に風圧力と関連している。降雨量よりも風によって生じる圧力が水の浸入に大きく影響するため、この選択肢の「雨水の浸入は風圧力よりも降雨量が深く関係する」という記述は不適切である。

4.○ 断熱性に関するこの記述は正確である。ドアの断熱性は、扉自体の材料や構造、さらには枠と扉の間のすきまなどが影響する。

解説:選択肢の中で、水密性に関する記述が最も不適切である。水密性の防水性能は、風によって生じる圧力と密接に関連しており、降雨量よりもその影響が大きい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました