1 .施工現場での火気使用を極力減じようとして開発された各種アスファルト防水は、改修工事よりも新築工事で使用されることが多い。
2 .常温工法アスファルト防水は、数枚のフェルト状アスファルトルーフィングを水系アスファルトで密着積層して防水層を形成する工法である。
3 .常温・加熱併用アスファルト防水は、裏面に自着(粘着)層の付いた改質アスファルトルーフィングを下地に張り、その上に加熱溶融アスファルトでアスファルトルーフィング類を密着積層して防水層を形成する工法である。
4 .アスファルトルーフィング自着工法は、片面又は両面に自着(粘着)層の付いたアスファルトルーフィングを2枚使用して防水層を形成する工法である。
問23 解答
正解 1 (難易度:B)
1.× アスファルト防水の開発背景として、施工現場での火気使用を極力減らすという点は正しい。しかし、それが新築工事よりも改修工事で使用されることが多いという記述は、根拠を持たない一般的な記述であり不適切である。実際には、火気を使用しないアスファルト防水工法は、火災リスクを低減したい場所や施設、改修工事等で適用されることが多い。
2.○ 常温工法アスファルト防水は、数枚のフェルト状アスファルトルーフィングを水系アスファルトで密着積層して防水層を形成する工法である。この選択肢の記述は正確である。
3.○ 常温・加熱併用アスファルト防水は、裏面に自着(粘着)層の付いた改質アスファルトルーフィングを下地に張り、その上に加熱溶融アスファルトでアスファルトルーフィング類を密着積層して防水層を形成する工法である。この選択肢の記述も正確である。
4.○ アスファルトルーフィング自着工法は、片面又は両面に自着(粘着)層の付いたアスファルトルーフィングを2枚使用して防水層を形成する工法である。この選択肢の記述も正確である。
解説:アスファルト防水の各工法についての記述の中で、選択肢1の新築工事と改修工事に関する記述が最も不適切である。火気を使用しないアスファルト防水工法は、火災リスクを低減したい場所や施設、改修工事等での使用が一般的である。
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