【問題22】 各種防水に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

令和4年度

1 .アスファルト防水は、溶融アスファルトの煙や臭気が施工現場の周辺の環境問題に発展することが多く、注意が必要である。

2 .ゴムシートによるシート防水層は、厚さ1 ~ 2mmのゴムシートを接着剤で下地へ接着するとともにシートを相互に張り合わせて防水層を形成するもので、シート接合部の水密性の信頼度が高い。

3 .シーリングとは、建築物の部材と部材との接合目地に、主として止水を目的としてシーリング材を専用のガン等により充填する防水方法である。

4 .ウレタンゴム塗膜防水層は、液状の反応硬化系ウレタン材料を施工時に混合・攪拌して下地に塗布し、所定の厚さの防水層を形成するものである。

問22 解答

正解 2 (難易度:C)

1.○ アスファルト防水の施工中には、溶融アスファルトから煙や臭気が発生することがある。これが周辺の環境に悪影響を及ぼす場合もあるため、施工時の管理や環境対策が必要である。

2.× ゴムシートによるシート防水層の記述に関して、ゴムシートの厚さは「1 ~ 2mm」とされているが、これは間違いである。通常、ゴムシートの厚さは数mm(ミリメートル)の範囲となる。したがって、この選択肢が最も不適切である。

3.○ シーリングとは、建築物の部材間の接合目地にシーリング材を充填し、水の浸入を防止する防水方法である。この選択肢の記述は正確である。

4.○ ウレタンゴム塗膜防水層は、液状の反応硬化系ウレタン材料を施工時に混合・攪拌し、下地に塗布して防水層を形成するものである。この選択肢の記述も正確である。

解説:各種の防水方法に関する記述の中で、選択肢2のゴムシートの厚さの記述が誤っている。ゴムシートの厚さは通常数mmの範囲となるため、この選択肢が最も不適切である。

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