【問題21】 メンブレン防水層の劣化現象と外力の関係について、紫外線の影響が最も少ないものは、次のうちどれか。

1 .表面のひび割れ

2 .立上り端部の剝離・口あき

3 .押え・下地のムーブメントによる防水層の破断

4 .表面の摩耗

問21 解答

正解 3 (難易度:B)

1.× 紫外線は日光や照明などから放出される短波長の光であり、長時間の曝露により、メンブレン防水層の材質が劣化してしまうことが知られている。その結果、表面にひび割れが発生することがある。よって、紫外線の影響がこの選択肢の現象に関連している可能性が高い。

2.× 紫外線は、メンブレン防水層の接合部や端部に影響を与えることが知られており、立上り端部の剝離・口あきの原因となることがある。このため、この選択肢も紫外線の影響を受ける可能性がある。

3.○ 押え・下地のムーブメントによる防水層の破断は、外力や下地の動きが直接的な原因となる現象であり、紫外線の影響を受けることは少ない。このため、紫外線の影響が最も少ないと答えられる。

4.× 紫外線は、メンブレン防水層の表面を劣化させることが知られており、長時間の曝露により、表面の摩耗が進行することがある。このため、この選択肢も紫外線の影響を受ける可能性がある。

解説:紫外線は、多くの建築材料の劣化を引き起こすことが知られている。特に、メンブレン防水層は紫外線の影響を強く受けることがあり、表面のひび割れや摩耗、立上り端部の剝離・口あきなどの現象が生じることがある。一方で、押え・下地のムーブメントによる防水層の破断は、外力や下地の動きが直接的な原因となるため、紫外線の影響を受けにくい。

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