1 .修繕に用いられる塗装材料は多様であり、それぞれ期待される性能があるため適切に選定する必要がある。
2 .外壁に用いられている既存の各種塗装材料に対して、改修に適用可能な塗装材料が設定されているので、既存塗膜に適合するものを選定する。
3 .修繕用専用塗装材料として使用されている「可とう形改修用仕上塗材」は、複層塗材(吹付けタイル)等の主材に生じる微細ひび割れへの充填補強や、防水形複層塗材(壁面防水材)の劣化により硬化した塗膜面への付着性の保持を目的としている。
4 .可とう形改修仕上塗材は、下塗材・主材の二層により構成され、主材は上塗材を兼ねている。
問19 解答
正解 4 (難易度:C)
1.○ 正しい:塗装材料には様々な種類があり、それぞれの性能や特性が異なるため、適切に選定する必要があります。
2.○ 正しい:既存の塗装材料に適合する塗装材料を選定することが重要です。異なる塗装材料を混在させることで期待される性能が得られない場合や、塗膜の剥離などの問題が生じることがあるためです。
3.○ 正しい:「可とう形改修用仕上塗材」は、微細なひび割れへの充填補強や、劣化した塗膜面への付着性の保持を目的としています。これにより、建物の外壁面の維持・補修が適切に行われることが期待されます。
4.× 解説:「可とう形改修用仕上塗材」の構成に関する記述は誤りです。一般的に、このタイプの塗材は、下塗材、主材、上塗材の三層から構成されています。この選択肢の記述が示す「主材は上塗材を兼ねている」という部分が不正確です。
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