1 .コンクリート下地に直接タイルを張る工法は、直張りと呼ばれているが、最近の新築マンションで直張りの採用は少なくなっている。
2 .マンションの外壁に使われているタイルは、手張り工法よりも先付け工法によって施工されることが多い。
3 .モザイクタイル張りは、下地に張付けモルタルを塗り付け、専用の振動工具(ヴィブラート)を用い、タイル面に振動を与えながら張付けモルタルにタイルをもみ込むように張り付ける工法である。
4 .スチレン発泡粒やエチレン酢酸ビニル樹脂等を主成分とした、左官用軽量発泡骨材を使用したモルタルは、軽量で塗りやすく、塗面が適度な粗面に仕上がるため、目荒らしが不要になるなど利点がある。
問13 解答
正解 4 (難易度 C)
1.× 解説: コンクリート下地に直接タイルを張る工法は、直張りと呼ばれることは正しい。しかし、最近の新築マンションの採用状況などは変動するため、この記述だけでは適切性を判断することは難しい。
2.× 解説: マンションの外壁に使われているタイルに関する施工方法の採用状況は、設計や施工技術の進展によって変動する可能性がある。手張り工法と先付け工法という具体的な施工方法の採用状況について断定的な表現をすることは困難である。
3.× 解説: モザイクタイル張りの工法に関しての記述は一般的な方法としては正しいが、最も適切とは言い難い。特に、すべてのモザイクタイル張りがヴィブラートを使用して行われるわけではない。
4.○ 正しい。左官用軽量発泡骨材を使用したモルタルは、その特性により軽量で塗りやすく、適度な粗面に仕上がるという利点があり、これにより目荒らしの工程が不要となることがある。この選択肢の記述は、外装仕上げに関するものの中で最も適切である。
解説:
外装仕上げに関する資料や施工方法は多岐にわたる。特に、マンションの外壁に関する施工方法や材料の採用状況は、新しい技術や材料の導入、設計思想などの変化により変動する可能性がある。しかし、左官用軽量発泡骨材を使用したモルタルの利点や特性は、施工の現場での実績や経験に基づいて一般的に認知されているものであり、この選択肢の記述は外装仕上げに関するものの中で最も適切であると判断される。
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