4-12乙管理組合では、修繕積立金の使用について以下の活動が行われた。令和6年度の会計処理として、最も適切なものはどれか。会計処理は毎月次において発生主義の原則によって処理されているものとする。

パート4

問12 会計

乙管理組合では、修繕積立金の使用について以下の活動が行われた。令和6年度の会計処理として、最も適切なものはどれか。会計処理は毎月次において発生主義の原則によって処理されているものとする。

(乙管理組合の会計年度:毎年4月1日から翌年3月31日まで)

活動
令和6年2月28日に、修繕積立金から5,000,000円を使用して、共用部分の大規模修繕工事を行った。工事は同日に完了し、工事費用は全額当日支払われた。

1 修繕積立金 5,000,000円 借方 / 現金 5,000,000円 貸方
2 修繕費用 5,000,000円 借方 / 修繕積立金 5,000,000円 貸方
3 現金 5,000,000円 借方 / 修繕費用 5,000,000円 貸方
4 修繕費用 5,000,000円 借方 / 現金 5,000,000円 貸方

問12 解答

正解 2 (難易度:C)

1.× この選択肢は会計処理として不適切である。修繕積立金の使用を示す際には、支出が修繕費用として認識され、修繕積立金の減少を反映させる必要があるため、この仕訳は誤っている。

2.○ 修繕積立金から支払われた大規模修繕工事の費用は、修繕費用として会計処理されるべきである。この場合、修繕費用が借方に、修繕積立金が貸方に記入される。これにより、修繕積立金の適切な使用と、大規模修繕工事の費用としての認識が適切に反映される。

3.× 現金が借方に記入されることはない。この場合の主な会計処理は、修繕費用の認識と修繕積立金の減少を示す必要があるため、この選択肢は不適切である。

4.× この選択肢は、支払いの流れを示しているが、修繕積立金からの支払いであることを反映していないため、不適切である。修繕費用の認識は正しいが、資金源を修繕積立金として明確に示す必要がある。

解説:
修繕積立金の使用は、マンションの共用部分の大規模修繕工事に関連する費用として認識される。このような支出は、修繕費用として会計記録に反映され、修繕積立金の減少としても記録される。この会計処理は、管理組合が積立てた資金を適切に使用し、管理組合の財務状況を正確に反映するために重要である。

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