問19 ガス設備
1 潜熱回収型ガス給湯機の潜熱回収で発生する酸性の凝縮水は、確実に機器内で中和処理し、排水系統に排出する。
2 湯待ち時間とは、給湯栓を開放してから湯が出てくるまでの時間のことである。
3 深夜電力温水器とは、夜間の電力を使用して加熱した水をタンク内にためて おいて給湯するものである。
4 密閉燃焼式のガス機器の強制給排気方式(FF方式)とは、ファンにより屋外より燃焼用空気を取り入れ、自然換気力により排気する方式をいう。
問19 解答
正解 4 (難易度:C)
1.○ 正しい。潜熱回収型ガス給湯機では、熱交換過程で発生する酸性の凝縮水を機器内で中和処理し、排水系統に安全に排出することが重要である。これはガス給湯機の設計と環境への配慮に関わる基本的な事項であり、適切な処理が求められる。
2.○ 正しい。湯待ち時間とは、使用者が給湯栓を開放してから実際にお湯が出るまでの時間を指す。この時間が短いほど利便性が高いとされる。
3.○ 正しい。深夜電力温水器は、夜間の安価な電力を利用して水を加熱し、タンクに貯水しておくことで昼間などに給湯として利用するシステムである。これはエネルギー効率の観点からも利用される設備の一つである。
4.× 不適切。密閉燃焼式のガス機器で使用される強制給排気方式(FF方式)は、ファンにより屋外から燃焼用空気を取り入れ、同時に燃焼ガスを屋外へ強制的に排出する方式を指す。自然換気力により排気するのではなく、ファンを使用して強制的に排気する点が誤っている。
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