4-25 マンションの長期修繕計画と修繕積立金に関する次の記述のうち、修繕積立金ガイドラインによれば、最も不適切なものはどれか。

パート4

問25 修繕積立金 

マンションの長期修繕計画と修繕積立金に関する次の記述のうち、修繕積立金ガイドラインによれば、最も不適切なものはどれか。

1  長期修繕計画は、マンションの寿命を延ばすために定期的に見直しが必要であり、修繕積立金の額もその都度調整することが望ましい。

2  長期修繕計画に基づいて設定された修繕積立金は、予定された修繕作業にのみ使用され、他の目的には使用できない。

3  修繕積立金の額は、建物の構造や設備の状態により大きく異なり、一律に定めることはできない。

4  長期修繕計画を策定する際には、将来のインフレーション率を考慮せずに現時点の価格で計算するのが一般的である。

問25 解答

正解 4 (難易度:B)

1.○ 正しい。長期修繕計画は、マンションの寿命を延ばすために定期的に見直しが必要であり、それに伴い修繕積立金の額も調整することが望ましい。

2.○ 正しい。長期修繕計画に基づいて設定された修繕積立金は、予定された修繕作業のためにのみ使用されるべきであり、他の目的に使用することは許されない。

3.○ 正しい。修繕積立金の額は、建物の構造や設備の状態、使用年数などによって異なるため、一律に定めることは不可能である。

4.× 不適切。長期修繕計画を策定する際には、将来のインフレーション率や市場価格の変動を考慮して計画を立てることが重要であり、現時点の価格のみで計算することは適切ではない。

解説:
選択肢4が不適切です。長期修繕計画を策定する際には、将来の市場価格の変動やインフレーション率を考慮することが重要です。現時点の価格のみで計画を立てると、将来的に必要となる修繕費用の増加を見越していないため、計画が不十分になる可能性があります。したがって、最も不適切な記述は「将来のインフレーション率を考慮せずに現時点の価格で計算するのが一般的である」という選択肢4です。

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